第五章:よろしく

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「だめ…あ、もう少しそっち…」 「ここですか?」 「そこ!!あ…でも…っ」 脳裏に響く男女の声。 おいおいふざけんなよ… 何してんだ? 意識が回復する中で、真理亜と海翔の異様な声がそれを手助けしている。 「あぁぁあああっ!!」 「真理亜さんっ!!」 場所考えろ変態コンビがぁぁあぁあ!! ガバッ!! 「ゆっ祐希?!」 「あ…」 勢い良く飛び起きた反動でタオルが布団に落ちた。 視界に映ったのは、無残にも散らばった… トランプ…? 「何…してんだよ?」 祐希は二人を睨み付ける。
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