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「で、体調どうですか?」
「話変えんなバ海翔ー!!」
真理亜はトランプを束にして手裏剣の如く横投げし出した。
「痛い痛い地味に痛いっ!!」
海翔が声を上げている。
放置…?
俺放置な訳?
「っ…」
お前らが騒がしいから起こされたんだ。
体調?
まだまだ全然治ってねーよ。
そんなんじゃ治るモンも治んねーし!!
シャッ…!!
「…」
祐希の頬を、真理亜が繰り出した手裏剣トランプがかすれた。
「あっ…」
「祐希君大丈夫?!」
あー。
うぜぇ。うざすぎる。
祐希は無言のまま再び布団に寝転んだ。
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