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「あら…怒っちゃった系?」
「真理亜さんのせいですよ」
「また人のせいにしてっ」
「両方だバ海翔。クソアマ」
真理亜のバ海翔が祐希にもうつった。
そして相変わらずのクソアマ。
「静かにしろ」
「はーい…」
「すみません…祐希君」
祐希の言葉でようやくおとなしくなる二人。
こいつらのせいで更に頭痛が酷くなった。
「ケホッ…」
祐希は目を閉じ、再び睡眠体勢に入る。
「祐希君て、あんなんなわりに口悪過ぎじゃないですか?」
「でしょ?私も祐希にどんだけ暴言くらわされた事か…」
ボソボソ耳障りな言葉が聞こえてくる。
だがいちいち気にしていたらきりがない。
我慢だ、我慢…。
祐希は自分にそう言い聞かせた。
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