第五章:よろしく

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「今…何時だ?」 眠りにつく前に時刻だけ聞いておこうと思い、祐希は小声を出した。 「えーっとねぇ…12時30分過ぎ」 火事現場から戻ってきたのが確か10時過ぎくらいだった。 そこからほんの少しの仮眠しかとれていない。 まぁ祐希も祐希で眠れる状態じゃなかったからだ。 「そうか…」 このままアイツらが静かにしてくれれば眠れる。 そこまで体はえらくないし…。 祐希は意識を少しずつ闇の中に墜としていった。 が、 真理亜と海翔も眠りについて、時刻が午前4時近くになった頃…異変が起きた。
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