変わらない日常

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「悠斗兄ちゃんが家に 上がるの久しぶりだね」 確かに冬吾達から俺の 家に来る事は多いけど 俺からコッチに来る事は 少ない 「確かに久しぶりに 上がったな ところで紗耶香は 起きてるのか?」 まぁ寝てると思うが 「お姉ちゃんならまだ 部屋で寝てるよ」 やっぱりな 「仕方ない紗耶香は俺が 起こして来るよ」 俺はそう言うと階段を 登り始めた 「悠斗兄ちゃん お姉ちゃんの部屋は」 そんな冬吾の声が 聞こえて来た 「二階の左端の部屋 だったよな」 幾ら来てなくても それぐらいは俺も 覚えている 「オイ!紗耶香起きろ! 朝だ…ぞ…」 俺は自分の顔が赤く なっていくのを感じて 直ぐに部屋から出て ドアを閉めた 「悠斗兄ちゃんやっぱり 僕が起こすよ…」 俺は上がって来ていた 冬吾の方をむくと 頼むとだけ言って 下に降りた
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