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俺が目を覚ましたのは
紗耶香に起こされてから
二時間後だった
「あんの馬鹿ヤロウ」
俺は紗耶香を一発殴って
やる事を心に決めてから
着替え始めた
ピンポーン
誰か来たみたいだな
まぁ大体想像は付くが
「悠斗兄ちゃん居る~?」
やっぱりアイツか
「今行くから待ってな」
俺は服を着ると家に来た
奴を入れる為に階段を
降りて行った
「待たせたな」
俺が玄関を開けてやると
ソイツは中に入って来た
「おはよう。
悠斗兄ちゃん」
コイツの名前は冬吾
月詠 冬吾だ
「悠斗兄ちゃん今日は
朝、お姉ちゃんが
ごめんね」
そうコイツはあの紗耶香の
弟であの姉とは似ても
似つかない優しい奴だ
「別にお前が謝る事じゃ
無いだろ?
謝るなら紗耶香連れて
来てアイツに謝らせれば
いいしな」
まぁ謝らないだろうがな
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