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ようやく撮影が終わった。
要は着替えるとメイクを落とした。
「結婚かーありえないよな」
色々考えてしまう。
万が一結婚しても雫が主夫、要が働きに出る。そして子供が…
「絶対ありえなーい」
要は慌ててタオルで顔を拭いた。
「要姉さま、帰りましょう」
雫も着替え終わると、要の控え室にやってきた。
「あ、ああ」
少し要は動揺している。
「あのね、さっきステキなジュエリーショップ見つけたの。行ってみたい」
先日の約束を思い出した。
お揃いのネックレスを買う約束したのだ。
「司おばさまにモデル料もらったから奮発して買いましょー」
「そうだな」
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