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「おはよう」
教室に入ると、女生徒はざわついていた。
「どうしたの？」
雫はその中に入っていく。
「おはよう、要」
「何みんな騒いでいるんだ？」
加奈子に聞いた。
「隣のクラスに転校生がくるんだって」
「それが珍しいのか？」
「クラスの子が職員室で見たらしいのよ。それが超イケメン何だってさ」
「ふーん」
「相変わらず要は興味なくて安心した」
「そんな加奈子だって」
「私、そーいうの苦手。イケメンに限って性格悪かったりするじゃない」
「そうだな」
「自分がカッコいいからって鼻にかける奴多いじゃない。興味なし」
「相変わらず加奈子はクールだね」
「私には要さまがいるからー」
加奈子は要の背中に寄り添う。
「加奈子ったらー」
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