電話

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「やっぱり、コーヒーは美味しい♪」 いつものように コーヒーを飲む二人 「そりゃ、良かったな」 「コーヒー入れるの 上手くなったね」 嬉しそうな微笑み 「毎日入れてりゃな」 ─…♪♪♪♪… 「ケータイ鳴ってんぞ」 「うん…はぁ……」 ため息をつく渚 後ろからギュッと 陽に抱きつきながら 電話に出た 「もしもし」 『すいません! 急な仕事…─ブチッ 仕事と聞いた瞬間 切断ボタンを押した 背中で起こったことが 容易に想像出来て陽は苦笑い 「仕事の電話か?」 「山下(マネージャー)が!」 「仕事なんだから仕方ないだろ?」 毎度のことながら呆れる 「毎回、山下がラブラブを邪魔する!」 (ご愁傷様、山下) .
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