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何故か自然と目が覚めた
渚と眠るようになってから
少しずつ悪夢をみる
回数が減っていた
真っ暗な部屋を照らすのは
外から零れる月明かりだけ
それを頼りに時計を見る
現在時刻 02:30
もう一度眠ろうかと
考えたが目が冴えてしまった
ふと、隣を見ると渚の
気持ち良さそうに眠る姿
「もう食べられない」と
アニメのような寝言に苦笑い
「…どんな夢見てんだよ」
無意識に頭に手が伸び
「柔らけぇな…」
心地いい髪を撫でると
口元が緩むのを感じた
キスしたい衝動に駆られたが
寝込みを襲うことになりかねない…
「それはヤバいよな…」
自分に言い聞かせ
理性を留め
この位はと
髪にキスをした
(せめて、その髪に)
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