ある晴れた日

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目が覚めるとそこはいつもと同じ風景。 まるで牢獄にでも閉じ込められたみたいだ。 …そう、ここは病院。 -外に行きたい- そんな願いも叶わぬ生活はもう飽きた。 どうせずっとこのままなら早く………死んでしまいたい…。 僕は生れつき声を出すことができない…。 だから生涯誰かに想いを伝えることができないだろう…。 そんな人生ならば死んでいるのと一緒じゃないか…。 だから僕は日々、死にたいと思ってしまう…。
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