嫁の怖い話~その5~

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季節は秋から冬になろうとしていた頃です。 いつも通り最寄り駅で電車を降りた瞬間、ある記憶が甦ったそうです。 嫁が言うには 『思い出したんじゃなくて記憶の封印が解かれた感じ』 だったそうです。 【思い出す】というのはある事柄に関連した物を連想する形(例:道端に段ボールが捨ててある→猫って段ボールが好きだよなぁ→昔飼っていた猫の事を思い出す)なのに対して、この時は何も考えていなかったのに急に記憶が出てきたとの事。
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