第二Q 新幹線パニック

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「せいやーー!!」 ガキのかけ声と共に、ブラシが振り上げられる。 「うごおあああああああああああああ!!!!!!」 必然的に、オレのゴールデンボールにヒットした訳で。 悲鳴と共にオレは倒れる。ガキはそれを見ていやらしい笑みを浮かべている。 「お、お前……まじで………殺す……」 「やーい、ざまぁ。」 ブラシの柄でオレのけつをつついている。 「ぐ……てめぇ…………」 ゆっくり立ち上がるが、あまりの痛さに内股になる。 「ぶはははははは!!だっせーー!!!!」 「野澤、遅くないか?」 「でかい方ですよ、きっと。」 「稔もまだ来てない…。」 ―キャー!! 後ろのトイレのある車両から悲鳴が聞こえる。 「な、なんだ?」  
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