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すごくね?
めっちゃ嬉しいよ。
これはもしかして……!?
とか思ったりしている。
ふふふ……
「遊斗ー。」
永島がパンパンに膨れ上がったエナメルバッグを持って歩いて来た。
「遊斗、何にやけてんの。」
「は?へ?な、何が。」
しまった。
顔に出てたな。
「何もない。」
近くの自販機で買ったスポドリを飲む。
「うそつけ。どうせ藤の事考えてたんだろ。」
「ぐぼばっ!!」
盛大に口に含んでいたスポドリを吹き出した。
「うははは。図星だ。」
「うげっほ、ん゛……な、何でわかるんだよ。」
涙目になりながら訊く。
「そりゃ藤がお前にだけタオルとか持って来てたりするじゃん?だから遊斗は妄想してるだろなーって。」
「や、やっぱりおれにだけ?」
「遊斗、鼻の下伸びてる。」
「え。」
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