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そんな会話をしながら集合場所の
改札口の前に行った。
「遅い。2分遅刻。」
キャプテンである蓮田さんの第一声は
少し起こり気味。
「永島のせいです。」
「テレビ見てました。」
みんなで改札を通り、新幹線の来るホームに溜まる。
天井から吊された巨大な時計はちょうど6時半を示している。
新幹線が来るのは6時38分。
「こんなこともあろうかと集合時間早めにしといて良かった。」
蓮田さんは、永島に冷たい視線を送る。
永島は蓮田さんに殴られてたんこぶを作っている。
「ほんっとに痛い……。」
「永島、そろそろ遅刻グセ直そうな。」
おれは肩に手を置く。
みんなで今日のスケジュールを確認していると、新幹線が到着した。
「よし、行こう。」
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