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みんなそれぞれ与えられた座席に座る。
オレは1番窓側の席で、その横に鳴海さん、さらに横に永島が座っている。
前の座席は相席の様になっていて、他人と向かい合っている。
しかも固定されているので、動きたくても動けない。
「一年二人に挟まれた上に相席か……なんて僕は運がないんだ…。」
鳴海さんは額に手をあて嘆いていると、相席にある家族が座って来た。
30代後半であろう夫婦と小学中学年あたりの男の子。
「はあ。」
鳴海さんはさっきより嘆いている。
「どうしたんですか?」
「……小学中学年は1番やんちゃ盛りだ……絶対静かにならない……あぁー最悪。」
こまけー事気にしやがってナルシストめ。
永島もそう思ったのか、眉間にしわが寄っている。
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