第二Q 新幹線パニック

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最初は鳴海さんにイラッとしていたが、時間が経つにつれ、その念は子供に向いていた。 「おかーん、おなかすいたぁー!!」 「なぁ、これすごない?ハイスコアやねんか!!」 「今どの辺なん!!」 最初は聞き慣れない関西弁に癒されていた。おそらく帰る途中だろう。 しかし発する言葉1個1個がいちいちでかい。 「すいませんうちの子が……こら稔(みのる)!!静かにしぃや!!」 くそうるさいガキの母親は綺麗だから謝ってくれる度許したがもう我慢出来ん。 永島と鳴海さんからも殺意のオーラが見える。 「なんやねん!!別にいいやんけ!!」 「周りのお客さんに迷惑やろ!!考えや!!」 「そんなん聞いてみんかったらわからんし。お兄ちゃんらはどう思ってんの。」  
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