第二Q 新幹線パニック

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ガキはいかにも おれうるさくないだろ顔をして聞いてくる。 ―ブツッ……!! 「殺す!!このガキ絶対殺す!!」 「ツラ貸せやあ!!」 「殺す殺す殺す殺すガキ殺す殺す殺す」 オレと永島は暴れ出すがシートベルトで固定されその場でガチャガチャ騒ぐ状態になる。 鳴海さんは何かブツブツ唱えている。 「うあ、おかん……!!」 「ほら、この人ら、こんなに怒ってはるやろ!!……ほ、ほんまにごめんなさい!!あんたも謝れ!!」 「ご、ごめんなさい……」 「……くそっ」 こんな美人なお母さんに謝られたらしょうがない。しかも小学中学年相手にこんなにキレても大人げないよな。 「だ、大丈夫です。」 「良かったわね稔。許して貰えて。」 「………………。」 ガキは黙ったまま涙ぐんだ目でオレ達を見つめている。  
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