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二宮の金ちゃんが光っていた。
「ハハハハハ。ケイマルの母よ。なかなかやるではないか。助かったぞ。お前のバカ息子のせいで俺は魔力を失ってしまった。だがこんなところで世界征服を諦める訳にはいかない。だから瀬久原に死んで貰う必要があった。この体を俺がノットル為にな。瀬久原と内田、そして俺は池の村って惑星から地球を侵略するために来たのだ。だから魔力を無くした俺は焦った。そこで内田に協力してもらい瀬久原を殺し体をノットルことを考えた。もちろん俺達が近づくと奴は不審に思うだろう。だからケイマルを利用したのだ。まぁ来たのは結局お前で、内田の小包もどこか別のところへ持っていったようだがな。まぁ何にしろ、結果的に俺は瀬久原のこの体をノットり魔力も戻った。俺1人でも地球侵略を果たさせてもらうぞ」
瀬久原の体に入りこんだ金ちゃんはそう言うと、突然巨大化した。
ウルトラマンもカクレンジャーもいないこの世界、もはや金ちゃんを止める手段はないと誰もが思ったその時、遥か彼方に、しかしハッキリとその姿は見えた。
ケイマルだ!
「お母さ~ん。急にまた背が伸びたよ~」
手を振りながら、嬉しそうに走ってきた。
しかし、誰もが思った。
50mはゆうにこしているその高さは、もはや背が伸びたというレベルではない。
先ほど巨大化した金ちゃんの倍はあった。
ケイマルも人間ではない!?
しかしケイマルなら金ちゃんを止めることが出来る。
「ケイくん、やったわね」
「お母さんのおかげだよ」
「ケイくん、あの大きなやつをやっつけてやって!お願い!」
「わかった!でもおっきいやつって??みんな小さいよ。あ~、こいつか」
金ちゃんをつまみあげたケイマルはそのまま海まで連れていき、金ちゃんを窒息させた。
デカクなった割に地味な勝利だった。
「ケイくんは血が嫌いだもんねぇ~。でもスゴイわ!ケイくんが地球を救ったのよ。偉いわ~」
「お母さんを守ってあげたかっただけだよ。そんなに褒めないでよ~」
2人は地球を救ったヒーローになったがケイマルがあまりにも大きくなってしまったため、海でしか暮らせなくなった。
そしてケイマルはこう呼ばれるようになった。
データラボッチと…
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