始まり

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コリン「其処には、ある一家が住んでいた。 でも、息子が薬中で狂って、一家惨殺。 ついでに、自分も首吊り自殺」 ネス「ありがちな話だね」 ボクはジュースを飲みながら聞いていた。 正直、興味も無かったし。 コリン「おい、ネス。 何で水を注すような事言うかなぁ…」 コリンが頬を膨らませる。 ネス「だって良くある作り話でしょ?」 ボクがぶっきらぼうに言うと、コリンは人差し指を立て、チッチッ。 うざっ。 コリン「まだ、続きがあるんだよ。 この家は壊されてなくて、不気味オーラ全開!! 誰も近付かない訳。 それを良いことに、不良共が居座ってたんだけど…」 ポポ「だけど?」 此処にいるボク以外は唾をゴクリと呑む。 コリンもそれに気付いているのか、無駄に焦らす。 コリン「不良共は居なくなったんだよ… 皆、消えたんだ。 跡形もなく」 ナナ「キャァァァァ!」 リュカ「こ…怖すぎですよ…」 ポポ「う…わ… そんな所に行くの?」 皆、怖がっちゃって… 何がそんなに怖いの? ただの噂でしょ?
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