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ｺﾘﾝ「さぁ、入るよ!!」
ﾎﾞｸは一応、帰るように勧めたが聞く耳を持たない。
結局、入る事になってしまった。
ﾎﾞｸが何故か先頭。
言い出しっぺはｺﾘﾝなのに…
ﾉﾌﾞを握る。
ﾋﾔｯとしていた。
扉を開ける。
ｷﾞｨｨと嫌な音と共に、きな臭い匂いが。
ﾎﾞｸ等が入ると、扉が独りでに閉まった。
風だろうって事になったけど、本当かな?
玄関は何もなかった。
靴も脱がずに上がる。
埃が積もってる所為か、ﾎﾞｸ等の足跡がくっきり付く。
ｷﾞｼｷﾞｼと音を立て、廊下を進む。
始めに入ったのはｷｯﾁﾝだろうか?
真ん中にある四角ﾃｰﾌﾞﾙ。
四つの椅子。
四人家族って言ってたっけ。
ﾃｰﾌﾞﾙの上には皿が乗っていた。
夕食の準備かなぁ…
ﾈｽ「何か変じゃない?」
ﾘｭｶ「何が…ですか?」
ﾘｭｶの声は震えていた。
ﾈｽ「一家惨殺でしょ?
その割には皿とか壊れてないし、壁に傷一つ無い」
何で殺したか知らないけどね。
ﾅﾅ「そうね…
まるで今の今まで人が暮らしていたみたい」
冷蔵庫や食器棚など、引き取り手が居なかったのか、そのままの姿で残っている。
ｺﾘﾝ「うへ…
食い物なんかも残してたのかよ」
ﾎﾟﾎﾟ「電気が止められてるから、全部腐っちゃったんだね」
冷蔵庫を勝手に開ける二人。
何してんだか。
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