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今現在、凛、優菜には彼氏がいて、凄く仲がいい。
しかし、当の恵馨には彼氏なしの状況だ。
「えー、いつもそればかりじゃない？」
「恋愛もいいものだよ」
「あは……まあ、考えておきます」
恵馨は、まだ初恋もしたことがない。
恋なんてものが、どんなものかすらも、分からないのだ。
「あ、そろそろ時間だ。じゃあね、恵馨！」
「あたしもだわ。恵馨ばいばーい」
「凛、優菜、ばいばーい」
２人が居なくなると、教室はがらんとしていた。
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