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「ッ!!」
「俺って優しい人間だろ?」
「喘ぐ訳ねぇだろ!!」
「どうだか」
仁科は笑った。
後ろから抱きしめていた俺を反転させ、ドアに押しつける。
「キス……していい?」
「勝手にしろ」
ヤバい……。
こんなの……。
「やっぱやめた」
「え?」
「キスはやめた」
そう言って仁科は俺の首に唇を這わせた。
ビクリと体が強ばる。
「緊張しなくていいよ」
スーツのボタンが外されていく。
シャツも。
中途半端な格好。
「……」
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