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それからしばらくしたある日の放課後の話。
「結局何も無かったな、やっぱりデマなのかな?」
「まぁ同時に全部叩くってのも・・・あれ?」
あの時の違和感を思い出す。そしてその正体に、ようやく気付いた。
「なぁ、あの時の女子のメンバー、覚えてる?」
「まだ最近だからな。一人一つ叩いた・・・ん?」
「なぁ、俺三人しか思い出せないんだ。」
四つの個室にそれぞれ一人ついた。でも、何故か三人しか思い出せない。後一人は、何処に行った。
「なぁまさか・・・」
「多分、そうじゃないか?」
以来、俺達は花子さんを見たいとは思わなかった。
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