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テマリはシカマルと大きな扇子に乗り疾風のごとく敵の陣地へと飛んでいく。シカマルは15本のクナイにチャクラを流し敵の影に向けて投げた。それと同時に扇子から飛び降りる。
「どうした、俺達に当てる体力もないのか?」
「お前らに一つ忠告しとく、早くその場から逃げねぇと死ぬぞ。」
シカマルは敵を見ながら人差し指を上に向ける。敵は一斉に上を見た。
「忍法・カマイタチの術!」
その声が聞こえた瞬間、渦巻く風が上からやってきた。
「なっ、か・・・体が動かん!!そうか、これが貴様の狙いか!」
そう言い終わった瞬間敵は、テマリの攻撃に呑み込まれた。
「よし、終わったか・・・」
シカマルは木から降り、敵を倒したことを確認する。
「13、14、15・・・ちょうどだな。」
そう言い、シカマルが私の方へ向いた時だった、シカマルは膝折って倒れた。
「シカマル!!!」
頭の中が一瞬にして真っ白になった私は、慌てシカマルの元へと駆けよった。
「シカマル!!」
「だ・・・大丈夫だ。」
私は、起き上がろうとしているシカマルを支えようと体に触れた時シカマルの体が熱いことに気がついた。
「お前、熱があるのか?」
「ねぇよ。」
本人はそう言っているが確かめずにはいられないテマリ。テマリはシカマルに有無を言わせずデコに手をあてる。
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