1132人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
「フフッ、これからはずっと一緒だね」
もう恐らく日本に戻る事は無い、と考えると……東と一生を共にするのも良いかな。
「……悪くねぇな」
「本当!?凄く嬉しいよ……」
東は柔らかな笑みを俺に向ける。……よくよく考えれば俺も東が好きだったんだ。こうゆう結末もアリ、だよな。
「東、もう離さないから。あんな悲しみをもうお前には感じさせないから……」
過去の東を好きだった気持ちが今、蘇る。
「東、好きだ。お前と一緒にいたころから多分ずっと……」
「あ……。多分って凄い気になるなぁ」
好き云々、というより女自体嫌いになったからな……
「そこは、気にするところじゃない」
「うん。気にしない」
東が俺に寄り添い、体を俺に預ける。
「答えは……私も好き。知ってると思うけど」
なんというイチャつきぶりなのだろう。端から見ればウザいと思われてしまうだろう。
しかし俺は何を焦っているんだろうか。東と再会してまだ二時間足らず。進展ありすぎだろ……
最初のコメントを投稿しよう!