60人が本棚に入れています
本棚に追加
「よっ!うに~」
「うにゅ~。ご主人さま~契約リングですぅ~」
暁はうに~の前に手を置くとリングが、暁の手の少し上に現れ、暁の手に落ちた。
「唯、これ……右手の人差し指にはめろ!」
暁から受け取り、言われた通りにする。すると、暁に両肩をがっしり掴まれた。
「うに~、唯、行くぞ」
私は咄嗟に目を閉じた。唇に触れる暖かく柔らかいモノ、初めてのキス。
そのキスは予想以上に長く、予想以上に優しかった。
「契約成立ですぅ~。ではでは~…帰りますぃ~」
一瞬にしてうに~は消えた。
最初のコメントを投稿しよう!