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暁言わく、動体視力良すぎて、人間の行動なんて、止まるっているぐらい遅く感じられるらしい。
「おせーよっ!」
「かはっ!」
腹に一撃を喰らわす。そのチャラ男は吹っ飛び、壁に勢い良く当たる。
「がっ!」
隣に居るチャラ男に逃げる隙間を与えず、まわし蹴りを頭に当て、また壁に当たりぴくぴくしている。
「はっ!流石…暁さん。死神界では有名人だったね!僕すら知っているよ」
私はその男の言っている意味が分からず混乱している。
「さて、君みたいな強すぎる人は契約しない限り『死神の鎌(デスサイズ)』を出せないから私の方が有利かな……」
男の右手の人差し指にしているリングが光り出した。
握っていた拳を突き出し、開くと何やら変な紋章的なモノが浮かび上がり、その中から黒く大きな鎌出てきた。
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