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「んな…ことある訳ないだろ。
ハハハ……っわぁ!」
もどき…言葉と行動が違いますよw
一歩一歩進んでいくたびにもどきは驚きの声をあげていた。
「そんなにこわいなら出る…?」
私は非常出口を指差した。
「ばっ馬鹿言ってんじゃねぇよ。俺のどこが怖がっ……」
もどきはそう言うと固まってしまった。
もどきの見ている方向に目を向けると…
ゾンビみたいなのがうめき声をあげながら私の後ろに立っていた。
「う…うわぁぁあぁぁ!」
と声を上げたのは私ではなくて、もどき。
もどきは私の手をつかんで物凄いスピードで走り出した。
「えっ?ちょっと!
離してよっ!ねぇ!」
……聞こえてないな、コイツ。
これが春くんなら良かったのに…
いやでも見た目は春くんだから………
走りながらそんなことを考えていた。
とりあえず手が痛くなってきた…。
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