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◆◇◆
翌朝の10時過ぎ、七瀬は儚の部屋を訪れていた
ドアのノック…始めは控えめだったが…
現在は拳でガンガンと叩いている、それを5分をど繰り返してるうちに、七瀬の手は赤くなっている
このドアは防音のため厚いので、眠ってる人間を 起こすには無理がある
「はぁ…」
小さく息をついて、ドアを開ける
七瀬を出迎えるのは大量のぬいぐるみ
「………」
ドアを開けたことで飛び出てきたぬいぐるみを蹴り飛ばす
一応それなりに高価なモノなのだけど、ここにあるぬいぐるみの存在理由を知っている七瀬にとって手で拾って戻すという行動は無駄な動きということらしい。
ぬいぐるみを踏み付けたり蹴り飛ばしたりしながら中心部に辿り着く。
「………」
すぅすぅと気持ち良さそうに寝息をたてながら儚は眠っていた
「寝穢い…」
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