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「別に…ほらズボンあげるくらいはして」
「んー」
ころんっと寝転がって途中まではかされたズボンをモゾモゾとあげてジッパーと金具をしめる
まるでやっと服の着衣を自分で出来るようになった子供みたいだ
「んぅー…と、じゃあなな君とはずっと一緒にいられないのかな?ガッコ…ってそういう…せっ、制度あるんでしょ?ざっ…財力?でなんとかできるもの?」
寝転んだ状態のままジッと七瀬を見る
「そんなものいらない留年してるし」
「りゅ…ね…?」
「…えっと、勉強をしっかりしてなかったから、もう一度やり直し」
実際は成績はいいけど、儚の傍にほとんどつきっきりのため単位が足りないのが原因
「ふぅ…ん…」
「こら、寝ないっ!もう表に車を待たせてあるんだ、持って行くものをまとめないと!」
儚がまとめた物
薔薇の髪留め(着用中)
携帯(七瀬に預けてる)
鋏(右ポケット)
テディベア(腕の中)
以上
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