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「んで、色取ね、話は聞いてる…けど話によるともう一人いるはずなんだけどなー」
辺りを見渡しても自分と七瀬しか見当たらない
何らかの理由があって一人は遅れてるのかと思ったが…
七瀬が横にずれると…
「ぅわっ」
自分を隠していた壁がなくなりあわてふためく儚が現れた
声を出した事で多部に存在を気づかれ、バチッと目があう
身長差およそ45センチ以上…両者(とくに多部)はその大きな差に驚くしかできなかった
「いっ…色取っ!幼女連れ込みはマズイって!ここ女子禁制って決まりが…ってなんだその物騒な手錠はっ!?」
大きく後ずさり軽蔑の眼差しで七瀬を見る
勘違いされて、心外だと気分を害したけど、多部の反応が意外にも一般的なことに安心する七瀬
「よじょ?」
また儚が首を傾げているけど、今は説明してる場合じゃない、と判断して面倒だけど多部の誤解をとくことを優先する。
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