透明な直線

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綺麗に並べられた机をよけて、儚のそばで止まる 新たな見目麗しい人物の登場に正輔は離れた場所で見学しているのが耐え切れなくなったのか、静雅が座ってる机のあいてる場所に腰掛ける。 高身長の二人が一つの机に座るのは少々窮屈なようだけど、今は文句を言う状況ではない。 「なな君っ、挨拶しよっか」 「色取七瀬、儚専属の従僕」 「せん…じゅぼ…?」 「儚だけの召し使い、執事ってこと」 儚に専属の執事がいることに三人は何度目かわからないくらい驚かされる……けど その言葉以上に三人が気になったのは 七瀬の服装 手錠に関してはアクセサリーと脳内処理してるけど… 「その服…ここの新入生か?」 静雅と正輔も聞きたかったようで、次彦ナイスっと親指をたてる。
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