私は気付いてしまいます

5/27
前へ
/242ページ
次へ
思わず再び陽太くんを見ると、今度はニヤッとした笑みを浮かべて振り返った。 そ、そうゆうことか…… 『はめたんですね! ひどいーっ(´;ω;`)』 私は即座に打ち返す。 パタッと携帯を閉じ、 さて、ノートをとろうとシャーペンを手に取った瞬間再び震える携帯。 持ったばかりのシャーペンをすぐに机に置いてポケットに手を伸ばす。 『はい、篠田も返信したからやっぱり同罪』 「今のとこテストだすから絶対覚えとけよー」 教室に響く先生の声。 あ…… 『陽太くんのせいで聞き逃しちゃったじゃないですか!』
/242ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1685人が本棚に入れています
本棚に追加