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雪の降りやんだ夕方五時。 僕は、一人で駅のホームにあるベンチに腰掛けていた。 特急電車がホームを駆け抜けて行く。 まきあげられた冷たい風が、僕の顔を凍えさせてゆく。 僕は、冷えた手を吐息で温めながら、ゆっくりと流れる時間の中、電車を待った。
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