自覚したココロ

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ねえ、早く言って。 「早く…早く“絶好しよう”って言ってよ、もうサトシの隣に並んだりしないから」 早く絶交しよう。おれっち受け入れるから、何も言わないから。 でも本心から望んでないのかな…涙がまた出てきそうになって下を向こうとしたら顎を掴まれて……悟の顔が近づいてきて、 「……」 一瞬だけ、暖かい感触がした。 「勝手な事ばっか言うな、オレの気持ちも知らないで。でも五分五分って事で許してやる」 そう言うとまた温かい感触がして唇を割られて…そこで漸く自分がキスされてるって気付いた。 でも気付いた時にはもう遅くて舌を絡められて、腰を抱かれて…甘いキスに逆らえる力なんておれっちに出来るはずが無かった。 唇が一回離れるけどまたキスをされる。 「ぅん…ふぅ…っ」 屋上の壁に押し付けられるとさっきよりも激しく…感じた。
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