68人が本棚に入れています
本棚に追加
「稜が帰っちゃった時に……この曲の事思い出したんだ」
―――――
『え?瀧末?そんな奴いた?』
『しらなーい』
俺が学校に行くと瀧末の事を知る奴が一人も居なくなっていた。
俺意外に覚えているのは吉原だけで、俺と吉原はひさ兄を屋上に呼び出して話を聞く事にした。
『ひさ兄、単刀直入に聞く』
『あの死神はどうした』
この言葉を聞いた瞬間、ひさ兄の目は見開かれ……異常事態な事だと気付いた。
『りょ…稜は…』
『まさか、ルキアみたいに元の世界に連れ戻されたのか!?』
『連れ戻されたのは…間違いじゃないけど…』
間違いない、アイツは元の世界に無理矢理戻されたんだ。
『オレのクラスや、他の奴らにもあの死神は何かした。それであの死神と深く関わりを持った……尚輝とお前』
『お前言うな!』
『とオレは記憶がある…って事だな』
最初のコメントを投稿しよう!