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「おいグレーテル!!」
お母さんは大声でこう言いました。
「あれだけの薪がこれっぽっちにしかならなかったのかい!?全くお前はとんでもない愚図だね!!」
ガラスが少しビリビリ震えるぐらいの声でグレーテルを叱りつけました。
現在なら騒音で訴えられます。
七歳になったばかりのグレーテルは叱られて泣き出…
「っせェなババア!こんなクソ山奥に人がいるわけね~だろが!文句あんなら自分でいけや!!」
…す訳もなく当たり前のように暴言を吐きます。
七歳とは思えない声量です。近くの木の葉が落ちました。
黙っていればカワイイとゆうのはこうゆう娘のことでしょう。
娘にボロクソ言われたお母さんはすごく怒って、持っていた箒を振り上げました。
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