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静まり返った町中を辺りを見回しながら走り回る少年。
彼は
『アーティス・ウェイブ』
魔導士の中でも上級階級を持つ者。
「ったく、何処行ったんだよ、あいつ。」
息を切らしながら、そう呟く。
そのまま走り続けると、たくさんの人だかりが見えた。
処刑場だ。
処刑場を見渡すと、探し人がそこに。
スイだ。
「スイ…いた…やっと見つけたよ。」
「…。」
「… …?スイ?」
彼女の目線の先を見る。
顔馴染みの人物。
「レ…イル…」
背中が凍りついた。
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