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スイは、アーティスの腕の中で夢を視た。
*
『おとうさん!おかあさん!』
女の子は泣きながらそう叫んだ。
『駄目だ、スイ!』
泣いている女の子を、黒髪の男の子が引き止める。
『スイをこっちに!』
泣いている子よりも年上だろうと思われる金髪の女の子が誘導する。
『いやぁぁぁ!おとうさんとおかあさん返してよ!』
その場には2人の大人男女の叫び声と
女の子の泣き声が響き渡った。
*
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