ある朝の一日

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「華姫ーっ、起きなさーい」 お母さんの呼び声で、わたしは目を覚ます。 いつもの、朝。 カーテンの隙間からは太陽が挨拶してくる。寝起きのわたしには眩しすぎるくらいの笑顔だ。 時間は6時を少し過ぎたくらい。 今日も、いつものように学校へ行く。 そう、家を出るまではいつも通りだった。 「いってきまーす」 支度を整えて、いつも通りにわたしは元気良く家を飛び出した。 このときのわたしに、これから起こる出来事なんか予想出来なかったのは言うまでもない。
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