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PM:7時、ここ会議室では黒色の軍服を着た5人、白色のツナギを着た3人、白髪の1人が互いに雑談をしながらとある人物を待っていた。
そのとある人物はと言うと、無論クロノアのことだが…
寝ていた。
盛大に寝ていた。
別に寝相が悪い訳ではない。
別にいびきがすごいわけではない。
ただ、盛大に寝ていた。
そしてここ、クロノアの部屋ではこの睡眠を阻止せんとする謎の人物Xが、今にも行動を起こそうとしていた。
「これ、起こしてもいいのよね。」
謎の人物Xは左手を鼻へ、右手を口へ持って行く。
はたから見れば殺人に見える…こともない…かもしれない。
しかしその行為が成功することはなかった。
パシュッ
「へ?」
Xの手がクロノアの手によって掴まれてしまう。
そのことに驚いたXは奇怪な声を上げたが、よくよく冷静にクロノアを観察すると、どうやらまだ眠っている様子で条件反射で手を掴まれただけのようだった。
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