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クロノアは改めてもう1人の人物を見た。
赤みがかった色の髪を後ろで結い上げ、それは清楚な感じを受ける。
「クレハ・クラリエ。第2級整備士。」
それだけ言うとクレハと名乗った彼女は黙り込んでしまった。
口を閉ざした彼女を見かねたクラリアが口を開く。
「彼女は私と一緒に機体を整備している。少し無口だが、なかなかに可愛いやつだ。ちなみにクレハと私は双子だな。」
双子にしてはあまりにも感じの違う2人を見比べ、クロノアは驚いた。
しかしよくよく考えてみると名字が同じであることに気がつく。
そんなクロノアに今度はシャルが補足を入れる。
「彼女たちは二卵生の双子なの。私も始めての時は驚いたわね。」
なるほど、とクロノアは頷く
一方で、同じ屋根の下で育ったにも関わらず、こうも性格に違いが出るのかと違う意味でも驚いた。
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