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そして話題は明日の飛行訓練へとずれた。
ここ、ダージリンでは戦闘員の数は少ないものの、比較的戦果を出しているらしかった。
クロノアはそんな場所へとやってきたのだ。
興味がないはずはなかった。
「離陸後、まずオレたちが始めるのは乱戦だ。」
白髪、短髪で、程よい筋肉質の彼、ナクルが口を開いた。
「まずは個々の力を引き上げるというのがシェリーのやり方なんだ。」
もちろん、とさらに付け加える。
「チームワークを軽視している訳じゃない。むしろそっちを重点においているな。」
簡単な説明をすると、個々の力を引き上げた上でチームワークをとることで、屈強な陣をひくことができるらしい。
「ま、詳しくは明日の訓練で実際に感じ取ればいい。」
そう言ってナルクはそろそろ部屋に戻ると言い、席を立った。
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