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再び訪れる沈黙。時計の時を刻む音までもが鮮明に聞こえる。
一秒、また一秒、秒針の規則正しい運動が嫌でも耳に届く。
そんな状況に再びクロノアは釘を打った。
「あの・・・」
シャリーのペンが止まる。再び書類から目をあげクロノアから完全に顔が見えるようになった。
「この後どうすれば?」
それを聞いたシャリーは再び目を下ろした。そして引き出しから紙をひっぱりだし何やら地図を描きだした。
「これが宿舎までのルートと部屋の番号だ。2時間後に会議室へ召集をかける。お前のこともそこで話す。迎えをやるからそれまで部屋で待機だ。」
クロノアは黙ってその紙を受け取り目を配る。宿舎は倉庫の真裏に位置していた。それを確認すると敬礼をとり、くるりと背を向けドアへと向かった。
ドアノブに手をかけ、前へと力を加えるとドアが開く。完全に体が部屋から出るともう一度敬礼をとりドアを閉めた。
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