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しばらく余韻に浸っていたクロノアだったが、いつまでもこうしてはいられないので再び部屋を探し始めた。
一番右、10畳間、床はフローリング、これがクロノアの部屋だった。
奥には窓があり、その窓際には机が置いてある。向かって右側にはベットが置いてあり、生活するための必要最低限である家具は揃っていた。
バイクのタンデムシートに背負わせていた旅行バッグを先程手持ちにしたので、今クロノアは片手にバッグを担いでいる。
そのバッグをベットに放りなげると、自身もベットに横になった。
召集がかかり迎えが来るまでは寝て過ごすと前もって考えていたので、すぐ行動に移した。
ぼふっとベット特有の、またはお馴染みの音と共に真新しい匂いが樟脳を刺激した。
クロノアが眠りに着くまでそう時間はかからなかった。
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