プロローグ

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「あれっ」 突然、髪を逆立てた少年は、コップを持つ手を眺めた。もう一方の手で触ってみると、不思議な感じがした。 石のように堅いのだ。 「どうした」 「止まった……」 「え?」 「だから、止まったんだって。動かないんだよ」 「は?」
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