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時刻は12時ジャスト。
「よし…完了♪」
メールは送ったものの、まだ裕翔くんに会えてない。
明日、メンバーでサプライズパーティーをするんだけど、やっぱり最初に会うのは俺でいて欲しいから。
─送信しました─
すぐに携帯を閉じて、裕翔くんの所へ急いだ。
───
~♪
「来たっ!」
さっきから鳴りっぱなしの携帯。その中で目がいくのは、大好きな山ちゃんからのメール。
「ふふっ♪」
“裕翔くん、誕生日おめでとう!素敵な1年を過ごしてね。”
山ちゃんらしい、可愛いデコメール。見ただけでにやけが止まらない!
変なテンションのまま、受信ボックスを見ていくと…
「あれ…?まただ。」
“これ見たら電話して”
シンプルなメールだった。
「もしもし…?山ちゃん?」
『もしもし、?俺は今、どこに、いるでしょーかっ?』
電話越しに伝わる声は、少し息が上がっているような気がした。
「え、大阪じゃ…?」
『外、見てみてよ…っ!』
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