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進はギロリとそれらの目を睨みつける。
進と視線が会った生徒から順に目を剃らすが、ちらちらと横目でこちらの様子を探っている。
それでも進は満足したのか、それともこれ以上は意味がないと判断したのか、今度は先生を睨みつける。
「・・・・・」
先生はそれを静かな瞳で見つめかえす。
・・・・・先に目をそらしたのは進だった。
教室を見て、僕を見て、最後に自分での足元を見て、そこで止まった。
「・・・・・どうしてあいつが殺されるんですか？」殺されるという単語に反応して静かにざわつく教室。「それは今警察の方々が調べている」
「・・・・・」
当たり前と言えば当たり前な答えに進が黙りこむ。
直立してピクリとも動かなくなった友人と、座り込んでグズグズと泣きじゃくる幼馴染み。
―――次は、僕の番かな。「―――」
きーんこーんかーんこーん僕が口を開けて何かを言おうとしたとき、ホームルーム開始のチャイムがなり響いた。
間が悪いというか、ジャストタイミングというか・・・・・
僕は口を閉じると黙ったままの二人をただ眺めていた。
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