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でかいビルだけあってスーツを着ていれば社員に見えたのだろう、誰も気に止めた様子もなく3つあるエレベーターの一つにすんなりと乗れた。
10階を押しエレベーターが動き出すのを体で感じながら階数の数字が増えていくのを見ていた。
エレベーターはこの時間使用者が少ないためか止まることなく10階まで辿り着いた。
さぁここからだ。
気合いを入れ直して右胸のホルスターから銃を抜きサプレッサー(消音器)を装着し、その重みを左手に感じながら扉が開く瞬間を待つ。
開くと同時に銃を構え、徐々に開く扉の向こうにはいかにも悪い事をしているような男の顔がエレベーターを待っていたのか正面に現れた。
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